岐阜県にある伊東豊雄氏が設計した みんなの森ぎふメディアコスモス に行って来ました。
みんなの森 ぎふメディアコスモス について
「みんなの森ぎふメディアコスモス」は木製格子屋根印象的である、中央図書館、市民活動交流センター、多文化交流プラザ、展示ギャラリー等からなる複合文化施設です。
設計者は建築家「伊東豊雄」。
みどりをつなげる拠点、にぎわいのあるまち、をコンセプトに造られています。
建物概要
所在地:〒500-8076 岐阜県岐阜市司町40番地5
設計 :伊東豊雄設計事務所
用途 :図書館、市民活動交流センター(多文化交流プラザを含む)、展示ギャラリー、ホール
竣工年:2015年
構造 :1 階・M2 階 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)
2階 鉄骨造、木造(梁)
建築家「伊東豊雄」
1941 京城市(現・ソウル市)生まれ
1965 東京大学工学部建築学科卒業
1965-69 菊竹清訓建築設計事務所勤務
1971 株式会社アーバンロボット(URBOT)設立 代表取締役に就任
1979 事務所名を株式会社伊東豊雄建築設計事務所に改称
代表作としては、「せんだいメディアテーク」「八代市立博物館・未来の森ミュージアム」「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」などがあります。
その他にも多くの建物を設計されている日本を代表する有名建築家の1人です。
建物の魅力ポイント
ここからは私が実際に行ってみて「ここがよかった!」と思ったポイントについてお話しします。
グローブと木製格子屋根、波打つ天井
この建物の一番の特徴である「グローブ」と「木製格子屋根」
行く前から写真で見て知っていたけど、実物を見ると規模の大きさ、木製格子屋根の決め細やかさ、木製格子屋根の曲線とそれにあわさるようにグローブが取り付けられている、その完璧さに圧倒させられました。
木製格子屋根のヒノキの香りがふわっと漂い、グローブの中央に空いた天窓から自然光に照らされる空間。本を読むのに最適すぎる環境です。
ピクトサイン、案内板のデザイン
ピクトサインや案内板のデザインが好みすぎました!!
特にその中でも一番気に入ったのが、床に円形状に書かれている案内表示です。このデザイン思いつくの凄すぎる!
何か所かにこの表示がありました。使用者にとっても案内図だけでなく、行先の方向が分かるのは便利ですよね。
木材とコンクリートの融合
1F、2Fどちらも天井は木材、木目調になっていますが、1F柱は壁、2Fトイレの壁はコンクリート打ちっぱなしで造られています。木材の温かみとコンクリートの冷たさ、この正反対の印象がある素材をどちらも取り入れています。
2F図書館スペースは木材を用いた天井は曲線、コンクリートを用いたトイレの壁は直線で造られており、あえて全く異なるように分けることで融合して見えるように感じるのかな?と個人的に考察しました。
自然の中にも木と岩が混在しているように、建物の中でも自然を表しているようでした。
並木道(ランドスケープ)
建物を出ると並木道が見えます。鮮やかな緑、その下にデッキスペースがあり、自然を感じながら本を読むこともできそうな場所です。
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